ptsd治療は精神の時代である現代の特効薬|こころケアナビ

男性医師と患者

日常の行為に障害が出る

笑顔で話す女医と女性

精神的に障害が出ているという状態は、それによって日常的に支障をきたしている場合である。もしいつものように生活しようとしてもうまくいかないとなった場合は、精神科に相談して精神的な問題を解決に導く必要がある。いつもと違う状態であってもその症状が一時的なものであれば心配する必要はない。しかし、その状態が恒常的に続いている場合は異常ということである。いつもはよく眠れているのに眠れない、それが二週間以上続いているという時は精神的に負担がきている証拠となる。ptsdにおいてもそういった症状が出ることがあるが、他の病気と区別するためにもよくみられる症状について知っておくと良い。
不眠といった症状は他の精神疾患においても起こるものであるが、ptsdの決定的な特徴は精神的にショックな出来事があったか否かである。事故や災害、犯罪に巻き込まれた後はその症状が出やすいので気をつけて観察すると良い。もし時期的に近い範囲で大きな出来事が無いという場合でも、時間がある程度経過してからその症状が出る場合もある。その場合は診断が難しくなるので専門の医師に相談すると良い。

人間とは忘却の生き物である。そのため、何か過去に出来事が起こったとしても忘れてしまうことが多い。誰しも忘れられない思い出はあるにせよ、それはそれとして乗り越えるか参考にすべきもので、この思い出によって次の一歩が踏み出せないということがあればそれは異常な行動と言わざるをえない。ptsdに見られる典型的な症状としてはこの「再体験症状」といった症状が現れることが多い。単に思い出して嫌な気分になるだけではなく、今目の前で体験しているかのように感じられてしまうのもこの症状の特徴となっている。よく再体験はトラウマと混同視されるが、トラウマは心的外傷であって、再体験症状とは少し異なる。再体験症状とは物事を思い出させるきっかけとなるトラウマに触れたとき、泣き出したり恐ろしくなり足がすくんでしまうことである。
そういった当時の出来事が今目の前で起こっているという状態になったとき、普通ならば対策方法を冷静に考えることであろう。それが乗り越えるということなのであるが、ptsdにかかっているとそう簡単に乗り越えられるものではない。ちょっとしたことでもストレスになってしまい、他の人から見れば大したことがない出来事でも怖くなってしまい問題から回避してしまうのである。これが回避症状で、記憶障害が起こる場合もある。