ptsd治療は精神の時代である現代の特効薬|こころケアナビ

男性医師と患者

間接的でも起こる

カウンセリングを受ける女性

私達が住む日本では災害が多く起こっている。特に日本は地理的にも太平洋プレートなど地球上でも地震が多発するプレートの上にのっているため、地盤が他の国よりも地震が起きやすい状態になっているのである。そのため、日本では大きな地震が発生し、そのたびに住民に大きな被害をもたらしてきた。その影響から、日本は特に地震に強い社会構造を備えた地域になったという事情がある。建物の構造もとても強くなり、ちょっとやそっとの大きな地震では崩れることが少なくなってきたのである。それは地震によって起こる怪我人が少なくなるということも指している。
地震によって怪我をしなくなるということは、被害も少なくなるということになる。家も崩れないのであればその分社会復帰もしやすくなる。しかし、人間の傷は外見から図ることはできないというのは精神科では自明の理である。どんなに社会構造がしっかりしてきたとはいえ、人は災害や事故によって傷つくのである。日本では東日本大震災後、余震が続く状態である。そのことから、人々はすっかり地震に慣れてしまったという人も少なくない。しかし、地震によるptsdは気づかない心の奥底で進行している場合もある。

ptsdといえば心的外傷後ストレス障害なので、実際事件や事故に遭遇してしまった人が心に起こしてしまうものであると考えられがちである。しかし、実際に事件に遭遇していなくても、ptsdにかかってしまうこともあるので注意してほしい。東日本大震災は大規模な地震もさることながら広範囲に渡る津波も甚大な被害をもたらした。その様子はテレビで克明に記録され、全国のニュースでその様子が放映されたものである。それによって大きなストレスを抱えてしまった人々も全国に大勢生じたのである。直接地震の被害を受けた人以外にもストレスによって心に障害を生んでしまった人が続出したため、その後は津波の映像を放送することは自粛された。
もしショックなことがあって、その後フラッシュバックや回避の症状が出てしまった場合、直接体験したことではないと思って軽視してはいけないというのはそういった理由がある。どんなことでもその人の精神には辛いことであったとしたらptsdの症状が出ることもあるので、注意してほしい。